亀甲竹の竹林
奇抜な姿をしたタケ・亀甲竹。亀の甲羅の様な形をした節にちなんでこの名前が付けられています。「縛って作られたのですか?」と尋ねる方が多く おられますが、これは天然のカタチです。このくねったカタチをよくみるとヒトの姿にもみえてきます。実際、明治時代につくられたオブジェで "human_body"というタイトルの作品が残されているそうです。
春。筍が飛び出す季節は、竹藪が最も生命力にあふれる時期です。毎日毎日、新しい竹の子がで、すさまじい勢いで成長します。竹(孟宗竹)は 2~3カ月で生長し終え、1日で1.2mも延びるともいわれているほどのスピードがあるため、1週間もすれば、みるみるうちに竹藪の姿が変わるほどです。 そして、この”もっとも変化していている季節の竹藪”の中に居ると、自然の造形の面白さに時間の経つのも忘れ、シャッターを切り続けています。
【写真:5月初旬の様子。弊社所有の亀甲竹竹林にて】